2018年6月8日金曜日

窓口の営業時間を増やすという方向は、あまり良い改革とは思えない

行ったり来たり行ったり来たり……

先日やっと引越が完了した

やむを得ぬいくつかの理由によってそうしたが、出産と引越を並行してやるものではない
もちろん引越そのものや荷解きも大変なのだが、同じくらい手続き関係が面倒な事になる





子どもが産まれたら、出生届をはじめ各種手続きをする必要があるのだが、直後に引越をすると全部やり直しになる
これに加えて我々両親の転入出の手続きも平行して行う
いっそ転入が完了してから出生にまつわる手続きが出来たら良かったのだが、タイミング的にそれがギリギリ不可能だったのが痛い


もともと住んでいた自治体は転出届が1ヶ月前から提出できたので、これに関しては助かった(大抵は2週間前くらいから)
が、後述するが、結局意味が無かった

出生届、児童手当、医療費助成の手続きを完了させて、その足ですぐさま転出の届け出をする
出生届は提出してからスグに戸籍に反映されるらしく、直後でも問題はなかった
この辺は自治体によって差異があるかも知れない

これでもう元の自治体役所へは行かなくて済む……と思いきや、罠があった
児童手当は転出をする際に、元の自治体で消滅の手続きをせねばならず、これは転出の2週間前からしか受け付けていないのだ
結局引越し前だけで2回役所へ行く羽目になり、出生と転出が同時に出来た意味は無くなった

後はいまの自治体で転入および各手当の申請をする予定になっている
まだ出来ていないが、日曜日にやっている窓口が市内にあるため、週末にこれを利用しようと思っている
なにか不備があったら期限を過ぎてしまう可能性があるので、その時は平日に足を運ぶ羽目になるが……


病院は病院で、地域の総合病院だからか平日しか運営しておらず、使い勝手が悪い

1ヶ月検診はまだ良い
1日がかりのイベントだし、診察が平日にしか出来ないのはまぁ仕方ないと思っている

出産一時金をもらうために病院に書類を書いてもらう必要があるのだが、たったA6くらいのスペースに記入するために、2週間もの時間と2千円が要求される
受け取りに行くのはもちろん平日それも日中だ
嫁はとっくに退院しているタイミングだから、私が休みを取って取りに行くしかなくなる
紙切れ1枚受け取るためだけに……

面会は曜日問わず20時までやっているのだから、書類の受取くらいはそのタイミングでやって欲しかった
というか郵送とか出来ないのだろうか?


役所に関しては、最近はだいぶ、週末に窓口が利用できる自治体も増えてきているようだ
手続きを制限する代わり夜でも使える支所的な施設もある

これはたいへん助かるのだが、窓口の営業時間を増やすという方向は、あまり良い改革とは思えない

作業の母数は変わらないのに曜日や時間を分散したら、生産性は下がるだけだ
長時間労働の温床になりかねないし、人口が減ってゆく社会にあってリソースは減る一方だから、いつか破綻するだろう
トレンドに逆っている


それよりも、みんな思っている事だと思うが、役所の手続きはネットで完結できるようにして欲しい
大幅な設備投資が必要だから最初はコストがかかるが、実現できれば大幅なコスト削減ができるだろう
何より、サラリーマンも平日の日中に休みを取る必要がなくなるから、社会全体の生産性も向上するに違いない

コスト以外にもセキュリティの問題もあるのだろうが、ぜひ実現して欲しい


銀行はかなり前からその方向に舵を切っており、ネットバンキングの充実によって、わざわざ窓口やATMに足を運ぶ頻度はかなり減った
私は電子マネーとクレジットカード中心の生活をしているから、この数年で銀行に行ったのは、ボーナスを入金する時ぐらいだ
(現金支給ほんとう止めて欲しい)

銀行にできている事が役所にできないとは思えない

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