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夢みるくらい許してね |
この春のドリームジャンボ宝くじは、一等前後賞合わせて5億円の当選金額だそうだ
宝くじが当たったらどうしよう……などという虚しい妄想を、誰でも一度はしたことがあるだろう
教室に現れたテロリストを制圧する妄想と同じくらいド定番だ
私は宝くじを買わないので、この妄想が現実になる事は100%ない
しかし考えるくらいは自由なので、5億円当たったら何に使うか本気出して考えてみよう
まず大前提は、誰にも言わない事だ
アメリカでは高額当選者の氏名を公開しているらしいが、正気の沙汰ではない
私が5億円当てたら親にも言わない
当然ながら仕事は辞めるので、嫁にくらいは言わざるを得ないだろうが、それでも具体的な金額は生涯伏せる
「一生食うには困らないから黙って付いてこい」くらいの説明で済ませたいと思っている
子どもが大きくなったら、フリーランスでイラストの仕事をしているとでも言っておけばよかろう
さて肝心の内訳だ
まずは「今後一生の生活費」として3億円を計上する
長めに見積もってあと70年生きるとしても、毎月35万円の予算がある
親子3人でも普通程度の生活はできるだろう
3億円を銀行に置いておくわけにもいかないので、これは全額個人向け国債10年でも購入しておき、年に1回ぐらい、必要な分だけ換金しよう
次に「大きな出費」のためのプールとして1億円を用意しておく
親や自分の介護、入院、子どもの教育費、家の修繕、クルマの買い替え、海外旅行などなど、数100万円規模の出費が発生した際にはここから資金を拠出する
1億あれば足りないことはまず無かろう
これも置き場所は個人向け国債でいいと思う
そして7000万円で家を買う
まぁ一生賃貸でもいいが、35万円に家賃も含まれると少々心もとない
田舎に住もうなどと考えてはいけない、どうせなら住みよいところに住居を構えておきたい
70年後にはほとんどの地方自治体が虫の息だろう
東京でなくても良いが、都心まで1時間程度で、駅に近く、スーパーと小中学校がそれなりの距離にある場所がいいだろう
家は普通で良いし、別に広くなくてもよいので、いい場所に土地を買いたい
土地4000万、家3000万くらいの予算にしよう
いよいよ残り3000万円は、パーッと使っていいだろう
高級車を買ったりすると一発で周囲にバレそうなので、旅行や食事など、おもにコト消費に使うのが良さそうだ
なお、お金を増やす必要はないため、リスク運用からは一切手を引くつもりだ
インフレが少々心配ではあるが、資産が底をつく可能性はかなり低いと思うし、国債の利率はある程度インフレに追随する仕組みになっている
まぁ、もし当選金額が6億円だったら、そのうちの1億くらいはリスク運用しても良いかも知れない
具体的には、アメリカの優良企業高配当株式を20銘柄くらいに分散して、放置しておく
配当が年間で200~300万円くらいは出そうなので、贅沢なお小遣いくらいにはなろう
うーん……夢は広がるばかりだが、前述したように宝くじを買うつもりはないので夢は夢だ
宝くじの売上のうち、40%くらいは自治体へ行き渡り、公共事業などに使われている
例えば私の住んでいる県では去年、乳幼児の医療費助成の一部に充てられたそうだ
つまり一種の税金である
普通の税金と違うところは、支払いが義務ではないところだ
恩恵は誰でも等しく受け取っているから、買わない人が一方的に得をする事になる
いちばん得をしているのは、買ってしかも当選した人だが、期待値を考えるとちょっと手を出す気にはなれないギャンブルである
最近は売上が落ちているそうなので、みんなもっと一生懸命買って欲しい
理想は私以外の全員が宝くじを買う世界
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