2018年3月16日金曜日

楽しむことにお金を使わなすぎると人生が枯れていくような気がする

本当は外で飲みたい

嫁が実家に帰っていたため、先週末は久しぶりにひとりで過ごした
うちの嫁さんは妙に実家が大好きで、特に用事がなくても月に一度くらいは泊りがけで帰省する
何もせず、ダラダラできるのが良いのだろう
ふだん忙しく働いているので、たまにはユックリして欲しい
たいてい太って帰ってくる

さて、せっかくひとりなので色々楽しもうかと考えたものの、結局私は会社帰りに近所のスーパーへ寄り、安いチリワインといくらかのチーズ、サラミ、トマト、それに甘くないチョコレートを買って、家で映画を見ながら過ごすことにした
……文章にすると村上春樹の登場人物みたいな行動だが、ただの節約というか、ケチ根性の結果である
先述の酒とツマミを揃えても1000円ぐらいだ
やっす!





なお映画はAmazonのPrimeVideoで観られるのでタダみたいなものだ
実際は年会費を払ってはいるが、月に1本くらい映画を観ればペイできるはず(レンタルと比較)

観た映画は「ゼロ・グラビティ」と「フローズン・タイム」そして「タッカーとデイル」

「ゼロ・グラビティ」は公開当時に多少気になっていたものの、結局忘れていた映画
限定的な状況下で次々に発生するピンチを、ギリギリの運と頑張りで切り抜けていく
登場人物も内容も非常にミニマムで、短編映画的だ
最初からクライマックス的な状況がずっと続き、あまり考えることも少ないので、飲みながらボンヤリ観るのにちょうど良い映画だった

「フローズン・タイム」は……まぁ正直に言うが、セクシーな女性が目当てだ
これ以上は何も言うまい、各々調べるなりして欲しい
もちろんちゃんとした内容のある映画である

「タッカーとデイル」はまったく前情報なしで適当に選んだ
人気のない山奥を舞台に、ウェーイな大学生グループが一人また一人殺されていく……という勘違いを引き起こし、冴えない中年男ペアを殺人鬼だと思い込み、逆に襲いかかろうとする
全編に渡って偶然と勘違いが支配するコメディ風味な映画だが、終盤は何だかんだでサスペンス・ホラーっぽくなっていく
これは前情報がまったく無かったので逆に面白く鑑賞できた

これらを観ながらチビチビと赤ワインを減らし、久しぶりに夜更かしをした後、倒れるように眠った
なかなか良い週末だったと言えよう


これが本当は近所のBARへでも繰り出すか、あるいは新宿あたりまで飲みに行こうかとも考えてはみたが、かかる金額を考えるとつい二の足を踏んでしまう
BARへ行くと席料だけで1000円、小さな瓶ビール1本ごとにまた1000円かかったりするので、2、3時間飲んだだけで5000円くらい払うことになる
ゴールデン街で飲めばこの6割くらいで済む店もあるが、遠出すると今度は帰るのが億劫になり、結局朝までハシゴしてしまうので余計にお金がかかるハメになる

まぁBARなんてのは会話を楽しみに行く場所なので、酒代が高い安いという意識じたいが野暮なのだ


それでも投資を始めて家計を意識すると、どうしてもお金を使うこと自体をためらうようになってしまう
これは良し悪しで、確かに節約にはなるが、楽しむことにお金を使わなすぎると人生が枯れていくような気がする
だいたい経済が回らない
だから私は、あまり極端な節約はしたくないと考えている

数年前ならそんな事考えもせず、平気で朝まで飲んで、いくら使ったか覚えてない、なんて事も少なからずあったのだから恐ろしい

でも結婚したからといって、そういう頃の気もちも忘れずにはいたい

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